こんにちは!
弊社の株式会社Craft.Kのブログにお越しいただきありがとうございます。
このブログでは、フリーランス薬剤師が活動するにあたって、必要な情報を皆さんに共有しています。
フリーランス薬剤師として働くと、自由な働き方ができる一方で、避けては通れないのが「税金」の問題です。
会社員であれば税金の計算や納付は会社が代行してくれますが、フリーランスはすべて自分で対応しなければなりません。
「どんな税金を払えばいいのかわからない」
「できるだけ節税したいけど、方法がわからない」
こうした疑問や悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。
本記事では、「フリーランス薬剤師 税金」に関する基本的な知識から、確定申告の方法、節税のポイントまでをわかりやすく解説します。
これから独立を考えている方や、すでにフリーランスとして活動している方にとっても、実務に役立つ情報を網羅しています。
税金の基本を押さえて、安心してフリーランス薬剤師としてのキャリアを築いていきましょう。
フリーランスにかかる主な税金の種類

フリーランス(個人事業主)として働くと、収入に応じてさまざまな税金を支払う必要があります。
会社員時代は給与から自動的に天引きされていた税金も、フリーランス薬剤師になるとすべて自己管理が必要です。まずはどのような税金が発生するのか、全体像を把握しましょう。

所得税
所得税は、フリーランス薬剤師として得た「所得」に対して課される国税です。
所得とは、売上から必要経費を差し引いた金額を指します。累進課税制度を採用しており、所得が高くなるほど税率も上がる仕組みです。
税率は5%から最大45%まで段階的に設定されています。
住民税
住民税は、前年の所得に応じて自治体に支払う地方税です。
原則として、所得の約10%が課税されます。毎年6月頃に納付書が届き、年4回に分けて納めるのが一般的です。
また、住民税には「均等割」という定額部分があり、所得が少ない場合でも一定額の支払いが求められます。
消費税
年間の課税売上高が1,000万円を超えると、翌々年から消費税の納税義務が発生します。
商品やサービスを提供する際に預かった消費税を、一定期間ごとに国に納める必要があります。
免税事業者であっても、2023年から始まったインボイス制度の影響で、課税事業者への変更を検討するフリーランス薬剤師も増えています。
個人事業税
個人事業税は、一定の業種に該当し、かつ年間の所得が290万円を超える場合に課される地方税です。
業種により税率は3〜5%と異なり、医療系(フリーランス薬剤師含む)やITエンジニア、デザイナー・ライターなど、多くのフリーランスが該当します。
年に1回、管轄の都道府県税事務所から納付書が送られてくるので、指定期限までに納めましょう。
フリーランス薬剤師が押さえておくべき「税金の基礎」
フリーランス薬剤師は、ドラッグストアや調剤薬局などに勤務するケースだけでなく、在宅医療やオンライン服薬指導など、働き方が多様化しています。
そのため、収益形態や業務の経費区分も多岐にわたるのが特徴です。事業所得を正しく計算するためにも、以下のポイントは押さえておきましょう。
事業とプライベートの支出を分ける
事業専用の口座やクレジットカードを作ると経費管理がスムーズになります。
請求書や領収書をしっかり保管
薬剤仕入れの費用や交通費など、何が業務に必要な支出だったのか後からでも分かるように整理します。
必要に応じた届出や資格要件をチェック
訪問薬剤管理指導や在宅業務の場合、医療保険・介護保険のルールに基づく手続きの知識も必要です。
確定申告の進め方:書類準備から提出までの流れ
フリーランス薬剤師として働く以上、年に一度は必ず「確定申告」を行わなければなりません。
申告の種類や書類の準備方法をあらかじめ理解しておくと、余裕を持って対応できます。
開業届の提出
フリーランスとして活動を始める際は、税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出しましょう。
あわせて「青色申告承認申請書」を提出することで、青色申告の特典を受けられます。
青色申告・白色申告を選択
白色申告:手続きはシンプルだが、控除額が小さい。
青色申告:帳簿付けが複雑になる一方、最大65万円の特別控除など大幅な節税が可能。
節税を最大化したいなら、青色申告を検討しましょう。
帳簿づけ・経費管理
日々の収支を「売上帳」「仕入帳」「経費帳」などに正しく記録します。
会計ソフトを利用すると、初心者でも簡単に帳簿が作成でき、確定申告書の作成もスムーズです。
書類の提出方法
申告時期は毎年2月16日~3月15日まで(※土日祝日の関係で多少前後します)。
e-Tax(電子申告):自宅からオンラインで申告でき、控除額が増えるケースもあります。
郵送または税務署窓口に持参:提出時に控えに受領印をもらう場合は窓口がおすすめです。
フリーランス薬剤師の節税術
フリーランス薬剤師として働くうえで、できるだけ税金の負担を抑えることは大切です。
無理なく取り組める節税術を実践すれば、手元に残るお金を増やし、事業拡大やスキルアップの投資に充てることができます。
経費として計上できるものを把握する
必要経費として計上できる項目を正しく理解し、漏れなく処理することが基本です。
たとえば、下記のような費用は業務に関連していれば経費として認められる可能性があります。
- パソコンやスマートフォン、周辺機器の購入費
- インターネットや携帯電話の通信費(業務利用分)
- 打ち合わせや営業時の交通費・接待交際費
- 自宅兼事務所の場合の家賃や光熱費の一部
- 書籍代やセミナー参加費などの自己研鑽費用
領収書やレシートは必ず保管し、帳簿に正確に記録することが重要です。
控除制度を活用する
フリーランス薬剤師でも使える各種控除を上手に活用すれば、課税所得が減り、結果として節税につながります。
青色申告特別控除(最大65万円)
青色申告を行うことで、所得から最大65万円を差し引けます。要件として帳簿の整備や届出書類の提出が必要です。
小規模企業共済
掛金が全額所得控除の対象となる、フリーランス向けの退職金制度。将来の資金確保と節税を両立できます。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
掛金が全額所得控除になる年金制度で、老後の備えと節税を同時に行えます
ふるさと納税
自己負担2,000円で、住民税や所得税の控除を受けられる制度。地方の特産品や返礼品も魅力です。
こうした制度を組み合わせることで、大きな節税効果が期待できます。
青色申告を選ぶメリット
白色申告よりも手続きが複雑になるものの、青色申告には大きな節税メリットがあります。
- 最大65万円の特別控除
- 家族への給与を必要経費として計上できる「専従者給与」
- 赤字を3年間繰り越せる「純損失の繰越控除」
正確な帳簿づけが必須ですが、会計ソフトを活用すれば初心者でも対応可能です。
フリーランスとして本格的に活動するなら、青色申告を前提に準備を進めるとよいでしょう。
フリーランス薬剤師が見落としがちな保険・年金のポイント
フリーランス薬剤師は、会社員時代のように健康保険や厚生年金を勤務先が管理してくれるわけではありません。
国民健康保険や国民年金への加入、さらに必要に応じて民間保険や任意継続を検討する場合もあります。
国民健康保険・国民年金
所得が増えると保険料も上がるため、収入額に応じた見直しが必要です。
任意継続保険
条件を満たせば、退職後も最大2年間、会社員時代の健康保険を継続できる場合があります。
民間の医療保険・生命保険
病気やケガで働けなくなった際のリスクに備え、必要に応じて保険の加入を検討するのも一つの手です。
老後の生活や万が一のトラブルに備えるためにも、税金とあわせて保険・年金についての理解を深めておきましょう。
薬局の開業支援ならCraft.Kにおまかせ!

株式会社Craft.Kでは、フリーランス薬剤師の方や開業を希望する方に向けて、伴奏型で薬剤師としてのキャリア発展をサポートしています。
フリーランス薬剤師に向けてのキャリアコンサルティング、税務・会計サポート、法務・契約書の作成、営業コンサル・マネジメントについてもサポートいたします。
また、フリーランス薬剤師を目指す方、フリーランス薬剤師で活躍する方に向けて、交流会や勉強会、確定申告セミナーを実施しております。
さらに、薬局開業に向けてのM&A支援や開業計画の策定から立地選定、設備の選択、人材採用、財務計画の策定までの全過程を伴奏支援いたします。
フリーランス薬剤師として活躍したいと考える方や、薬局の開業をサポートを受けながらキャリアの発展を実現したい方は、是非お問い合わせください。
まとめ
フリーランス薬剤師として活動するうえで、税金や確定申告の知識は避けて通れません。
しかし、必要経費や控除制度をしっかり活用し、青色申告などの手続きに取り組むことで、節税につなげることは十分可能です。
- まずはフリーランスにかかる税金の全体像を知る
- 正しい帳簿管理・計算で所得税や住民税を正確に申告
- 青色申告特別控除や小規模企業共済などの制度をフル活用
- 国民健康保険や年金など、社会保障の仕組みも考慮する
こうしたポイントを意識しながら、ぜひフリーランスとしての働き方を楽しみつつ、将来に向けた経済基盤も整えていきましょう。
税金の基礎を押さえておけば、安心してフリーランスとしてのキャリアを築くことができます。


