こんにちは!
弊社の株式会社Craft.Kのブログにお越しいただきありがとうございます。
このブログでは、フリーランス薬剤師が活動するにあたって、必要な情報を皆さんに共有しています。
会社員として他社への転職も大きな決断ですが、会社員からフリーランス薬剤師になることはそれ以上に大きな決断です。
心の準備だけではなく、実際的な準備が必要になります。
会社を辞めてフリーランス薬剤師になるための準備の中には、期限が決められているものや、見落としてしまうことでフリーランス薬剤師の活動に影響を与えてしまうものもあるため、しっかり確認していきましょう。
この記事では、フリーランス薬剤師になるために必要な準備、フリーランス薬剤師になって少し経ってからすべきことについて解説しています。
開業届の提出
| フリーランス薬剤師で開業届の提出方法 | |
| 提出のタイミング | 新たに事業を開始したとき(開始後1か月以内) |
| 提出方法 | ・税務署の窓口での書面提出 ・郵送での書面提出 ・e-Taxを利用したオンラインでの提出 |
| 必要書類 | ・開業届の原本 ・開業届のコピー(控え用) ・マイナンバーカードの本人確認書類 |
| 提出先 | 税務署 |
フリーランス薬剤師として開業する際、まず必要なのが開業届の提出です。
提出方法は以下の3種類があります。
・税務署の窓口での書面提出
・郵送での書面提出
・e-Taxを利用したオンラインでの提出
直接税務署に出向く場合は、開庁時間内に窓口で手続きを行うほか、時間外収受箱への投函も可能です。
開業届の提出には開業届の原本、開業届のコピー(控え用)、マイナンバーカードの本人確認書類が必要です。
郵送する場合には、開業届の原本(提出用)とそのコピー(控え用)、本人確認書類(マイナンバーカードなど)のコピー、そして返信用の切手を貼った封筒が必要です。
なお、e‐Taxでの提出には、マイナンバーカードとそれを読み取るためのICカードリーダライタ(またはマイナンバーカードの読み取りに対応したスマートフォン)、インターネット環境が必要です。
e-Taxでの開業届の提出は手軽にネット上で開業届を提出できるのでおすすめです。
開業届と一緒に、ぜひ提出しておきたいのが「青色申告承認申請書」です。
青色申告承認申請書を提出すると、最大65万円の特別控除をはじめ、さまざまな節税メリットがあります。
青色申告承認申請書を提出することで、
・最大65万円の特別控除
・赤字を3年間繰り越し
・家族への給与を経費計上
を受けることができます。
忘れないように、開業届と併せて、青色申告承認申請書を提出しておきましょう。
屋号の決定
屋号を持ちながら事業を営む場合は、個人事業主やフリーランス薬剤師がビジネスで用いる屋号を決定する必要があります。
屋号は、事業に全く関係のない言葉よりも、事業内容や職種が伝わるような言葉を含めるのがポイントです。
基本的には自由に決めることが可能で、ひらがな・カタカナ・漢字以外に、数字やアルファベットが使用可能です。
マーケティングを重視している場合には、SNSなどで検索されやすく、他の人の屋号と被らないようにするのがおすすめです。
一般的ではない専門用語を使用したり、読みづらい言葉を使用したりすると、消費者にとって敬遠材料のひとつとなることも多いため、注意してください。
信頼に繋げるためにもその場の思いつきでは決めず、自身が行っているビジネスの役割や目的をしっかりと考慮して考えることが大切です。
年金の切り替え
| 年金の切り替えの基本事項 | |
| 提出のタイミング | 退職日の翌日から14日以内 |
| 提出方法 | 住んでいる自治体の役所・役場の国民年金窓口での提出 |
| 必要書類 | ・年金手帳 ・印鑑・離職票や退職証明書 ・配偶者の年金手帳と委任状(配偶者がいる場合) |
| 提出先 | 住んでいる自治体の役所・役場の国民年金窓口 |
会社員は会社が当人の厚生年金に加入してくれています。
退職すると、厚生年金への加入資格を失うため、自身で国民年金への加入手続きが必要になります。
会社を辞めてから14日以内に手続きが必要で、住んでいる自治体の役所・役場の国民年金窓口で行う必要があります。
窓口で必要になるものは、年金手帳、印鑑、離職票や退職証明書です。
配偶者がいる場合で手続きが必要なときは、配偶者の年金手帳と委任状も必要になります。
期日は14日間と短くなっているため、できるだけ早く年金の切り替えを行いましょう。
健康保険の切り替え
| 健康保険の切り替えの基本事項 | |
| 提出のタイミング | 退職日の翌日から14日以内 |
| 提出方法 | 住んでいる自治体の役所・役場の国民健康保険の窓口での提出 |
| 必要書類 | ・社会保険喪失証明書 ・マインナンバーカード ・年金手帳 ・印鑑 |
| 提出先 | 住んでいる自治体の役所・役場の国民健康保険の窓口 |
会社員の場合、会社の健康保険である組合健保、協会けんぽ、共済組合など、健康保険制度を運営してる保険に加入しています。
会社を辞めると、健康保険の被保険者としての資格を喪失するため、自身で国民健康保険への加入手続きを行う必要があります。
国民年金の切り替えと同じで、退職の翌日から数えて14日以内に手続きを行う必要があります。
手続きは国民年金の窓口と異なり、住んでいる自治体の役所・役場の国民健康保険の窓口で行う必要があります。
会社が社会保険喪失証明書を準備してくれないと、申請期限に間に合わなくなってしまう可能性があるため、退職前や退職時に職場から準備してもらうように早めに催促しておくことをおすすめします。
またフリーランス薬剤師の場合は会社の健康保険から国民健康保険に切り替えるのが一般的ですが、たとえば所属している団体を通して加入する方法や、会社の健康保険を任意で継続する方法などもあります。
フリーランス薬剤師になってから準備するべきこと
フリーランス薬剤師になる前にも提出するべきものがたくさんありますが、活動してからも仕事を行う上で準備が必要なことがいくつかあります。
ここからはフリーランス薬剤師になってから準備することについて解説していきます。
確定申告できるように準備する
所得を算出のために会計ソフトなどに日々入力するための準備をしておく必要があります。
確定申告は、合計所得が所得控除を下回るときは課税所得額が発生しないため、提出が不要です。
所得控除を把握するためにも、所得控除の項目を確認し、社会保険料控除証明書や生命保険料控除証明書、医療費の領収書など、必要な書類を集めておきましょう。
所得のデータや所得控除に関連する資料が集まったら、確定申告が必要か確認します。
税額控除も考慮すべきですが、所得から所得控除を差し引いて、課税所得額があるときは、ほとんどのケースで確定申告が必要です。
申告書の提出時期は、通常の場合、申告年度の翌年2月16日から3月15日です。
所轄の税務署の窓口のほか、郵送、電子申告(e-Tax)で提出可能です。
仕事用の口座を作成する
フリーランス薬剤師として活動を始めると、プライベートのお金と事業のお金が混在しやすいため、プライベートと事業の資金を分けることをおすすめします。
資金を分けることで確定申告の際に煩雑な作業を大幅に軽減できます。
銀行によって口座維持手数料や取引手数料、インターネットバンキングの使いやすさやATMの利用可能時間などが異なります。
フリーランス薬剤師としての収入や取引頻度に応じて、自身にあった銀行を選択しましょう。
また、会計ソフトと連携できる銀行を選ぶと、取引データを自動で取り込むことができ、経理作業が効率化します。
仕事用のクレジットカードを作成する
仕事用の銀行口座をつくるのと同時に、仕事用のクレジットカードも作っておくことをおすすめします。
事業用クレジットカードなら利用限度額が大きく、いざという時にクレジットカードで支払いに対応できます。
そのほか、事業用クレジットカードにはビジネスに役立つ特典が付帯していたり、カードの年会費を経費として計上できたりと、特有のメリットがあります。
帳簿を付ける
帳簿とは、事業上の取引や資産、負債、お金の流れなどを記録する台帳のことです。
帳簿の付け方には、「手書き」や「エクセル」、「クラウド」で管理する方法があります。
こだわりがない場合はクラウド上での管理をおすすめします。
インターネット上で管理するクラウド会計を使用することで、経理初心者の方でもシステム内の案内に沿って入力するだけで簡単に管理することができます。
いざ事業を進めていくにあたって、帳簿の記載は面倒な作業となりがちです。
1週間に1度入力の時間を作るなど自分自身の入力しやすい状況を作り確実に管理していきましょう。
加えて、青色申告を行う場合は複式簿記で帳簿を付ける必要があるため、注意しましょう。
業務に必要な備品を準備する
フリーランス薬剤師として働くにあたって、業務に必要になりそうな最低限の備品は準備しておく必要があります。
以下のものについては自身で準備しておくのをおすすめします。
・シャチハタ
・監査印(日付・フルネーム・調剤済みの記載)
・白衣
・名札(薬剤師・名前)と名札ケース
・調剤シューズ
・筆記用具・電卓
これらは最低限必要になります。
また、業務内容に合わせて必要なものをリストアップし、効率的に準備しましょう。
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まとめ
今回の記事ではフリーランス薬剤師として開業するにあたって準備するべきこと、開業してから準備しておくべきことについて記載してきました。
会社員からフリーランス薬剤師になる場合は国民年金や健康保険の切り替えを14日以内に行う必要があります。
フリーランス薬剤師になる前の準備期間に計画をしっかり立て、やるべきことを明確にし、抜け漏れがないように準備していきましょう。
Craft.K株式会社では、フリーランス薬剤師として業務を紹介してほしい方やフリーランス薬剤師同士で情報共有したい方、フリーランス薬剤師でさらなる活躍をしたい方に向けてセミナーや交流会を開催しています。
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